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蓮實重彦先生の講義31 ナカダイラヤスシ 先生も同じネタ本を読んでいた? (画像差し替え)

生家に帰省中、家にあった中間小説誌に目を通していた。(何年のことかは忘れた)
そのとき 「ナカダイラヤスシ」という映画監督の伝記小説を読んだ。
「狂った果実」が大当たり。その後酒とクスリにおぼれるが
「泥だらけの純情」がそこそこの出来で見直される。
映画祭に出した「魑魅魍魎」は大ハズレ。借金の山。
売れないときは香港で自作のリメイクをした。
麻雀屋の雇われオヤジもしたという。
晩年は癌と戦いながら二時間ドラマを
スタジオにベッドを持ち込んで、寝ながら製作していたという。



「映画表現論」で、蓮實先生が何かの映画の解説の弾みで、
「日本の映画監督でかって外国に招かれて映画を撮影した人は
誰でしょう。」
といつものように質問をだした。

もちろん「黒澤」の名前も出たが、その後が続かない。
マスターは思い切って「ナカダイラ ヤスシ」と声を挙げた。
「ナカダイラ ヤスシ?」と先生は初めて聞いた様子で戸惑った顔をされた。
「どういう監督ですか。」とマスターにたずねたので、
「香港で『狂った果実』を自分で『狂恋詩』という題でとりました。」と答えると、
「ああ。ナカヒラコウ(中平康)のことですか。」とわかっていただいた。

中平

何も知らない「映画ファン」として今となっては恥ずかしいことをしたと思う。
あの当時ネットがあれば
「中平康も読めない手合いが、先生の講義を受講。」とからかわれていただろう。
でも、あの講義に出ていなければ今でも「ナカダイラヤスシ」と読んでいた
かも知れない。

そこで先生は一通り中平康の説明をされた。
そのとき「一時期は売れなくて高田馬場の麻雀屋の雇われオヤジを
していたそうです。(教室内笑)。」
と述べた。

オヤオヤ、ひょっとしたら先生、私が読んだ「伝記」を読まれていたのかもしれない。

ところで、この「伝記小説」今となっては題名もわかりません。
多分「オール読物」か「小説新潮」に掲載されたもので、
作者は映画評論か関係者でそこそこ知られていた人とは覚えています。
作品名・作者を覚えていらっしゃる方はご教示願います。

亡き人の逸話を語りぬ秋思なり

追記
いま、ネットで調べたら

現代教養文庫 「市川雷蔵かげろうの死」
ISBN:4390112597
245p 15cm(A6)
社会思想社 (1988-02-29出版)
・田山 力哉【著】
[文庫 判] NDC分類:913.6 販売価:\588(税込) (本体価:\560)
に収められている「闇に堕ちた監督・中平康」のようです。
この商品は入手不可だそうで、読みたい人は、
図書館か古本屋めぐりですね。

2011年8月8日追記
「狂った果実」でのアクセスの可能性があり画像を差し替えました。
中平の写真は以前はクレーンにのったハッキリしない写真しか
ネットにはありませんでした
いまはごらんのように「元気なころ」の写真があります。

しかし、監督別映画音楽集とは・・・。
日本映画黄金時代恐るべし

2017年4月10日追記
「市川雷蔵かげろうの死」は現在Amazonで古書のみですが入手可能です。
興味のある方は購入願います。
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