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こんな映画を見た「海軍特別年少兵」 もうひとつの硫黄島からの手紙(画像復旧・リンク換え)


レンタル店に行くと
父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」の貸し出し・販売が始まっています。
二作を「父親」「手紙」の順に一気に見るのがよろしいです。

さて、硫黄島の戦闘を扱った日本映画としては
この「海軍特別年少兵」が有名なところでしょうか。
監督は「反戦の巨匠」今井正先生。

高等小学校終了時点で海軍の水兵として
志願してきた少年たちを描いています。

農村の貧しい師弟にとって、東大出の将校達から
直接勉強を教わるのは大変魅力的だったと思われます。

しかし、この制度、戦争の激化に伴い作られた制度ですので
そもそも矛盾が生じます。
彼らに実際に英語・数学を駆使する機会は与えられるのだろうか。
「敵性語」である英語を学ぶ意味とは?

教師陣にも「ピアノを弾くドイツ軍将校」役を割り振られている
人もいます。

海軍式の円陣を描きながらの軍歌演習シーンなどは
流石、戦時中に「国策映画」を量産した今井監督にとって
は手だれの演出でしたでしょう。

それにしても、死ぬことを前提とした硫黄島に着任していく
少年兵たち、元教官将校、班長への描写は切ないです。

少年兵たちの家族背景を丁寧に描くことによって
「戦前」という時代を、描くことにも成功しています。
この辺の時代考証は「手紙」よりも確かです。
まあ、スタッフの多くが「生きていた」時代の話ですから。

「今井正を責めるな。」という声があるのは承知しています。
でも、戦時中、今井監督が朝鮮で製作した映画の
スタッフ・出演者には、敗戦とともに消息不明になった
人たちも少なくありません。
彼らの運命を考えると、どうしてもマスターは今井氏の
「戦後」に疑問符をつけざるを得ないのです。

「硫黄島二部作」を鑑賞のあとは、
レンタル店の片隅で眠っているこの作品にも
目を通してください。

新緑のまぶしさ生ける証かな
海軍特別年少兵 [DVD]海軍特別年少兵 [DVD]
(2007/07/27)
地井武男、佐々木勝彦 他

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2012年7月8日追記
この映画の出演されている地井武男さんが先日他界されましたので、
追悼の意を込めて再設定いたしました。
晩年は好々爺の印象が強い地井さんですが、この映画のように
強面役を若いころは結構演じていました。

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