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蓮實重彦先生の講義 番外 4 -面接で聞かれたことー

(前記事続く)
応接間に通されたマスター。
まず、「主任」を名乗る人事部員が出てきて、
会社の説明・基本的な質疑応答をおこなう。
遅れて人事課長登場。スマートな雰囲気の人である。

マスターの成績表を見つめる人事課長。
「この『映画表現論』というのはどういう講義ですか。」
というのが最初の発声だった。

マスターはすかさず、講師・講義の概略を説明する。
人事課長「一年で百本の映画を見るというのは大変だと思いますが。
 時間のやりくりはどうされましたか。」
マスター「百本と聞くと大変ですが、一週間に二本見ると言い換えられます。
 つまり週に一度、二本立ての名画座に出かければよいので
 学生ならば困難なことではないと受講開始時に思いましたし、
 実際その通りでした。」と答えた。


人事課長の目に良い意味で鋭い物が走ったのをマスターは見逃さなかった。

(就職後に気がついたが、プレゼンテーションの要諦のひとつに「大きな数字は
身近な単位で説明する」というのがある。マスターは無意識にそれを行っていた。)

面接が終わり、見送ってくれた課長と主任の顔には穏やかな微笑みが
湛えられていた。「この会社はイケる。」とおもった瞬間である。

やがてとんとん拍子に二次面接・筆記試験と進み、
マスターはこの会社から内定をもらった。(続く)

朝寒やホームを照らす蛍光灯


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