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こんな映画を見た「天平の甍」

天平

高校三年のときに父と鑑賞と書いて念のためフィルモグラフィーをチェック。
なんと1980年1月公開とは!それでは、大学一年の終わりでは。
記憶がこんなにあてにならない物とは、我ながら悲しくなる。

夕方「いまから『天平の甍』をみたいから、お前も付き合わないか。」と父にいわれる。
異存はないので、バス通りに出てタクシーを広い駅前の映画館へ。

今思うと、日中国交回復・文革終了から僅か数年でよく中国ロケが
これだけ出来た物だと思う。当時の映画人はさぞかし苦労しただろう。

上映開始まもなく出てくる高峰三枝子の母親役が印象に残っていた。
リンクだと1分40秒あたりから見られる。今見ると取り立てて言うほどのシーンではない。
ラスト近く折角命を賭けて書写した経文が船の難破で水没するシーン
(リンク先2分40秒頃から)は文字好きにはなんとも悲しい残酷な画面である。
熊井啓の律儀な演出は健在。特に悪いところはないが、DVDにはなっていないようである。

上映後父が「留学生たちが『日本に帰りたい。』と繰り返し叫んでいるが、
俺もアメリカにいたとき同じような思いに駆られたので理解できる。」と
遅い夕食のとき述べていた。

燗酒を父子で交わす映画後(あと)
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