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こんな映画を観た「さくら隊散る」

広島郊外出身の新藤兼人による原爆映画です。
原爆で散った演劇人、丸山定夫と移動演劇隊「さくら隊」のメンバーの生涯を振り返りながら
丸山たちを知る撮影当時の存命者へのインタビューと
桜隊の白黒撮影の再現ドラマが適時挿入されるセミドキュメント映画です。

インタビューでは滝沢修、宇野重吉、杉村春子など
まさに「昭和」と活動期が重なる俳優たちへのインタビューが、
彼ら亡き今となっては貴重な肉声として残されています。
また、思い出話のインタビューは冬の話ならば冬に、夏ならば夏に行う事で、
観客に当時の雰囲気を追体験させることに成功しています。

再現ドラマではビニ本・アダルトビデオ出身の八神康子が
桜隊のメンバー仲みどり役で抜擢されているのが注目を引きます。
「性」を扱う監督・脚本も多い新藤監督のことですから
これらの作品にも目を通し、その中から演技に耐えられる人材を選んだのでしょう。
仲の実年齢より若い当時20代の八神の起用で、黒い雨のシーンとその後の
原爆症発症のシーンが極めて強いコントラストを見せています。

慰問という形での戦争協力をしないと演技が出来なかった当時の演劇人。
そして彼らへの無慈悲な原爆投下と原爆症での死は、
その壮絶な死に様を描写することで、私たちに「戦争」の存在を
鋭く問いかけています。

甦る熱の地獄や原爆忌

さくら隊散る [DVD]さくら隊散る [DVD]
(2001/10/10)
古田将士未来貴子

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八神さんの写真集の表紙です。
彼女はマスターと同世代ですが、マスターはほとんど知りませんでした。
やや素朴な顔立ちと、はちきれそうな肢体のアンバランスが
新藤監督の目を引いたのかもしれません。
八神
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