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小林桂樹さん死去

映画「社長シリーズ」などのサラリーマン喜劇をはじめ、映画やドラマで幅広く活躍した
ベテラン俳優小林桂樹さんが16日午後4時25分、
心不全のため都内の病院で亡くなった。
86歳だった。今年7月に軽い肺炎を起こして入院していた。
今年3月、タレント小野ヤスシの
芸能生活50周年を祝う会に出席したのが公の場での最後の姿になった。
葬儀・告別式は近親者のみで済ませており、後日、お別れの会を行う。


小林
改めてお悔やみ申し上げます。
役者としての氏については多くの人が書いていることでしょうから避けます。
さて、小林氏は少年時代陸軍幼年学校を受験しました。
その時のことを氏はある雑誌にエッセイで書き残しています。

「身体検査の会場に行くと身長や体重を測っている兵たちの
間から『あ。○○大尉のお坊ちゃまですか。』といった声があちこちから聞こえた。
陸軍に知人・親戚のいない私はその時『この試験は落ちたな。』と思い、事実そうだった。」

ヨーロッパの貴族将校養成のための幼年学校制度が、
日本では陸軍将校子弟の「コネ入隊」の場に変わり果てていたのです。
しかし兵器・戦術の高度化に伴い、「コネ」による団結力は、
現代戦では無効になっています。

日本陸軍はそれを読み違え、多くの犠牲者を道連れに崩壊しました。

この話、父親が大会社に勤めていると、以前はその子弟たちも
同じ会社、さらに役職まで世襲する例が見られた
日本の株式会社を連想させます。

バブル崩壊という「敗戦」を経て
建前上、株式公開会社は成果主義やコーポレートガバナンスを
順守しないといけない現在では、さすがにコネ入社は少なくなりましたが、
それでも非公開の会社では、相変わらず「コネ入社」が幅を利かせているのを
仄聞します。

建前と本音の乖離、「要領を以て本分となす。」など
日本の企業社会は陸軍内部と酷似しています。
組織延命のための「いいとこ取り」に終始している
「グローバル化・成果主義」が
「失われた20年」を引き起こしたのは論を待ちません。

中年以降、陸軍の将星を演ずることもあった小林氏。
かって自分を排除した「組織」の長を演ずることに
どのような感慨を持っていたのか、
是非聞いてみたかったものです。


電車過ぐ土手で揺れゆく野菊かな



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