進め!2000円札

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久しぶりの小料理屋

所用で久しぶりにかって住んでいた
独身寮近くの商店街に向かう。

用事が終わり、馴染みのある街並みを見渡す。
表通りから脇に入ったところに小料理屋の看板を見つける。
「そういえばこの店、寮の先輩に連れられてお邪魔したことがある。」
と思いだし、暖簾をくぐる。

改装されているが、カウンターに小上り一卓というレイアウトは変わりない。
猫の箸置きが緊張していた心を和ませる。
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女将さんに先輩の名前を出すと覚えていてくれた。
マスターにも話していたが
「母親が病身で帰らないといけない。」
「家業も継がないといけない。」
といったことを話していたそうである。
その先輩は結婚して寮を去ってからもこの店を訪れたそうである。

先に斃れたのは先輩自身だった。
帰郷して家業を継いで間もなくの事だった。
長年の東京のサラリーマン暮らしには、
北国の厳しい現実は体にこたえたのだろう。

他には客もなく、二人で先輩の思い出話にふける。

そろそろ上りという時に、確か先輩が上りにいつも頼んでいた
餅の煮込みみたいなのを思い出し、女将さんに尋ねる。
「すいとんですね。今でも作っていますよ。」
2010122819160000.jpg
出されたすいとんは器も味も二十年前のままだった。

亡き人の好物肴に古酒飲む
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