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臨終の床

過去記事より続く。

電話は家からだった。
父のすぐ下の弟一家が見舞いに来たので、すぐに帰宅するようにという内容である。
家は親戚たちが詰めかけていて息苦しいので、
昼食をとってから帰宅しようと思った矢先である。
タクシーに乗り、家に戻る。
相変わらず父は眠っている。弟一家が来たのもはたしてわかっただろうか。
弟一家は安心したのか家を出て帰路に就いた。
マスターも状況に変化がないと思い、改めて昼食と買い物のために外出。
昼食を終え、スーパーで買い物をしているとまたもや携帯。
父の容態が急変しているそうだ。
買い物を中断して駆け戻る。

自宅に戻ると、すでに隣家の内科医が生体反応をチェックしている。

間に合わなかった。

間に合わなかったのはマスターだけでなかった。
隣室で詰めていた親族たちも同様である。

父の部屋にはたまたまヘルパーさんしかいなかった。
そのヘルパーさんが父の様子をみると、息をしていないようなので
慌てて親族に伝えたのである。

生前から死についてを研究テーマにしていて、
自分の看取り段階から「指図書」を書き残し
その通りにするように依頼していた父らしい、静かな最期だった。

梅未だ咲かぬなりけり父が逝く

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