進め!2000円札

二千円札の利用を呼びかけています。画像欠落記事はコメント・  メールにて遠慮なく連絡ください。気付き次第復旧致します。

3・11-2 

数年前に建てられたんばかりの大叔父宅に到着。
田舎故、鍵をかけていなかったので、引き戸の類がだらしなく開いてしまっている。
見たところは異状はなかった。しかし玄関に一歩入ると
IMGP0054_convert_20110520230951.jpg
床の間の大時計が無残に倒れている。
部屋は整理されていたがそれでも椅子・机・置物は散乱している。
台所を覗く。
IMGP0060_convert_20110520231101.jpg
東西方向の5分くらいの横揺れのためか、引き出しはだらしなく空いている。
雑然と積んでいた食器類はみな落ちて壊れてしまった。
IMGP0064_convert_20110520231211.jpg
南北に置いてあるピアノは倒れなかったが、楽譜類は下に落ちている。

ライフラインのチェック。
水道は通じた。電気・ガス・固定電話もダメ。
携帯は不定期に通じるようだ。

日本のサラリーマンの常として、勤務先の上司のPCに携帯からメールを打つ。
(大体30分くらいで上司のPCに入ったようだ。すぐに返事を出したようだ。
 返事も30分くらいかかった。つまり一時間かければ
 会社とやり取りができた。ネット強し。)

皆さんも緊急時のために、上司・同僚のPCやできれば携帯のメルアドを
携帯に記憶させましょう。


後日聞いたが、取引先の仙台営業所は、この用意がないので、
必死に本社につながらぬ電話をかけ続けていたそうである。
その会社では本社に仙台から電話で連絡がついたのは22時過ぎ。
もし、メールを活用していたら6時間も早く本社に連絡が取れた。
情報化時代にこの差は大きい。
会社によっては、若手でもIT機器にうとい社員が多いそうだが
こういうところで競合他社と差がついてしまうかもしれない。


ともかく、今家にいる大叔父夫妻とマスターで後片付けを始めることにした。
この時すでに16時ころ。日没まで一時間そこそこしかない。
外は雪が降ったりやんだりしている。
大叔父と私は「ともかく日没まで後片付け。
それ以降は暗くなるので危険。作業は中止して、
一部屋で布団にくるまり朝を待つ。」という方針で意見の一致をみた。

緊急時はなかなかこの「一致」ができないので苦労するし
命の危険にもさらされるのだが、
大叔父とマスターの価値観は同じようだったので助かった。


トイレにあったラジオを見つけてかけ始める。
東北放送が入った。隣の岩手放送もだ。被害は随分でているようだ。
仙台や柴田町で地震で亡くなった人が数名いるらしい。
おそらく、数名では済まないだろうとその時今までの経験から確信した。

大叔母はマスターが今日中に新幹線で仙台に帰るつもりでいたようだ。
「おそらく新幹線はズタズタで動きません。もしかしたらあと数日
 こちらにお邪魔するかもしれません。」とマスターが叫ぶのを聞き、
事態をようやく察知したようだ。


狂おしき地上に吸われる春の雪

(続く)
関連記事
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する