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3・13の朝

深夜の海外からの電話が終わり、再び寝床に付く。
ラジオは今日もつけっぱなしである。
昨日あれだけヘリが飛んでいたのに、まだ屋上などで
着の身着のままで孤立している人たちが多数いるという。
恐ろしい話だ。

そして、絶え間なく時には激しく続く余震。
連れ合いが恐怖を訴える。

また夜が明けた。ラジオではアナウンサーが
取り残された人たちに励ましのメッセージを送り続けている。
日差しより先に、ヘリコプターの爆音と緊急車両のサイレンで目が覚める。

今朝の状況を上司に電話するが、上司の住んでいるところは
まだ電話が不安定のようで固定・携帯共につながらない。

非常時なので、直属上司を飛び越えて本部長に電話。
本部長は都内在住のためか、すぐに固定電話がつながった。
今後の帰京方法について協議。
とりあえず東京までの安全な公共交通ルートが確保されるまで
仙台にとどまってよいとのこと。
無理に自家用車などで帰ろうとするのは、
事故が怖いので避けるように指示された。

一安心するが、サラリーマンゆえその言葉はタテマエなのは十分承知している。
なんとか「脱出」方法を探らないと。
福島県をバスで通過して、那須塩原から新幹線?
それとも新潟方面はそれほど被害はなさそうなので、
新潟まで鉄道で行き上越新幹線?
高速・在来線ともに全く開通のめどは立っていない。

そんなことを考えていた午前8時25分。
部屋の明かりが突然点灯し、冷蔵庫がうなりを上げ始めた。
停電から回復したのだ。

すぐにテレビをつけてみる。
とんでもない映像が流れている。
こんな映像が世界同時に流れているのだから、海外からも電話が来るわけだ。

玄関脇のセコムのコントロールパネルを見に行く。
通電はしたが、侵入者を知らせる警告灯が点滅している。
セコムに電話をするが、仙台も東京のコールセンターも
全く反応しない。

セコムの係員が訪れて、警告灯のリセットをしたのは
それから二週間後の事だった。
置いた名刺を見ると京都からの応援だった。


夜濯ぎや闇に干したるワイシャツ

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