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こんな映画を観た「風吹く良き日」

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新聞を読んでいて驚いた。
あの伝説の韓国映画「風吹く良き日」が再公開されるというのではないか。
時間をやりくりして劇場へ。

時は1980年ころ(今から早30年前!)
ソウル郊外の新開地。
地方出身の下積み暮らしの若者3人の生活・事件
そして別れが描かれている。

今では大統領からベテラン刑事役までこなしている、
「韓流スター」アン・ソンギの出世作でもある。
「どもり」のある中華料理屋の店員を好演。

日本初公開時(演劇グループ「発見の会」の自主上映)には
見逃しただけあって、感動もひとしおであった。

日本での韓国映画の認知度は過去記事レベルの時代である。

映画の冒頭、ラストのアニメーションが暗示するように、
「風」はそよ風ではない。ソウルの片隅で健気に生きている
若者たちを吹き飛ばしかねない「暴風」である。

個人的には外観も乗り心地もカチコチの初代ポニー(当時の韓国のクルマ)や、
「幌馬車」と呼ばれる天幕式居酒屋、開発中の埃臭いソウル郊外など
マスターが初めて訪韓したときの風景が、懐かしかった。
「幌馬車」は今でもありますが、今はテントはビニール製。
当時のカーキ色の帆布とは雰囲気が違います。

同世代間の貧富の差もしっかり描かれています。
世代間格差よりもこちらの方が辛い。
80年当時の日本の学生となんら変わらぬ小奇麗な服装の学生たちが
アン・ソンギの勤める中華料理屋にポニーで押しかけどんちゃん騒ぎ。
最期には学生たちがアンをからかい始めて喧嘩。

喜劇テイストに仕上げようとしているが、
なんとも切ない映像が続きます。

最期、記念撮影のあと若者三人は一人は徴兵、
一人はムショへ。(この事件も切ない)。
一人残ったアンは前述の喧嘩を機にボクシングの道へ。
ジムの練習で殴られても、倒れても必ず立ち上がるアンの姿は、
当時の韓国の若者が置かれていた位置の暗示か。

画質・音質は検閲があろうとなかろうと、
当時の韓国映画はあのレベルなのでご勘弁。

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ネット上で、すでに出ているレビューはいずれも「韓流」以降の
韓国映画ファンからのモノばかり。

四半世紀前、満員の自主上映の韓国映画を見ていた
日本の「若者」たちはどこへ行ったのか!

叶わぬ願いだが、この登場人物達の「2010年」を描いた
続編を見てみたいものだ。



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暑き日や昔の想いよみがえり
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