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「麒麟の翼」みたび

さて、同じ本で3回目のブログ記事とは我ながら珍しい。

この本を読んで誤解の無いように一言申し上げたいのである。

被害者のの青柳氏はメーカーで工場長も務めた
部長クラスのサラリーマンという設定である。

その立場の人が労災隠しをして、氏の上司に当たる担当役員は
「そんなことは知らなかった。青柳からは何も聞いていない。」
と釈明する場面がこの小説にある。

言うまでもなく、このような言い訳がまかり通ったのは
せいぜい1980年代までであろう。

詳しい法律は忘れたが、今では取締役はこのような
言い逃れはできないはずである。
つまり青柳氏がもし「労災隠し」をしていたならば
担当取締役にも責任が発生するはずだ。

さらにこのような労災隠しが横行する職場ならば
労基局に匿名で訴えたり、ネット上でバラす
従業員が出てくること必定である。

そうなると、今ではたちまち信用が失墜し、
最低限でも取引停止や新卒者採用の不調といった形で
企業経営に大きな影を落とすことになる。
従い、それなりの企業(上場クラス)ならば
このような「労災かくし」は、タテマエでも本音でも
現在は厳しく禁止されている。


このあたり、大卒後メーカーに勤めた経験のある
東野氏にしては詰めがあまいのでは。
氏が就職したころとは企業倫理や、従業員を取り巻く
情勢は随分と変化しているのである。

そこのところ気になったので一言申し上げる次第である。


歩いても冷えし体はそのままに
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