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こんな映画を観た「栄光への5000キロ」

「裕次郎の夢」プロジェクトで日の目を見た作品のひとつです。

これも東京の9月の上映会を待ちきれず、関西のシネコンで鑑賞。
(勿論他にも用事があっての関西行です。)
こちらも上映時間3時間で、「黒部の太陽」同様休憩時間あり。

前半はヨーロッパ・日本のレース、休憩時間後はケニアのラリー。
クルマを運転するのが好きな人には飽きない3時間です。
狭い車中の様子を活動的にとらえたカメラワークには唸らせられます。
黛敏郎のアフリカ音楽を取り入れた音楽も映画によくあっています。

浅丘ルリ子演ずる裕次郎の恋人が、
裕次郎のライバルであり親友であるフランス人レーサーの恋人から
「彼のレース中は編み物をしている。」という話しを聞き
始めは気に留めなかったのが、いつの間にかルリ子も「編み物」を
しているシーンは、手垢のついたエピソードであるのに
妙にハマっています。

裕次郎はレーサーなのに太っていて精悍さが全く感じられない。
役者としての限界を見てしまう。
三船も仲代も伊丹も出てくるが、あくまでも裕次郎の
スタームービーのスタンスなので、これは本作の致命的欠点である。


でも、この映画は素晴らしい。
日本映画の目指すべき方向のひとつを裕次郎は提示し
スタッフはみな彼のためにひと肌脱ごうとした気持ちが
上映中もビシビシ画面から伝わってきて
不覚にも途中から涙が出てきた。


海外市場を狙った大作指向は、この当時日本映画が
歯牙にもかけなかった韓国映画がその後実現させている。

裕次郎はこのころ酒を止めて、長生きすれば
クリント・イーストウッドのように
プロデュ-サーとして立派な映画を作ったのではと思った。
「名プロデューサー裕次郎」を見られなかったのは残念である。


「黒部」と違って、上映館も少なく観客も少ない。
不当に低い評価をされていると思う。
「黒部」だけ見ないで是非こちらの作品にも足を運んでほしい。
それでこそ「裕次郎の夢」が理解できると思う。


酒飲んで酒で死し人しのぶ夏

画像は公開時のチラシだそうです。
栄光


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