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こんな映画を観た「舟を編む」

「猫が出てくる映画」で検索したらこの映画が出てきた。
本年4月公開だが、見に行こうとした8月時点でも上映している映画館が
都内にあるのを知り出かける。

場内は老若男女で満員。立ち見がでる。
ライティングが良い。今風の雑誌を作っている新館と
倉庫に転用していると社員も思っている旧館の辞書編集室。
当然上映開始後は旧館内の編集室のライティングはあくまで暗い。
しかし、辞典製作が大詰めを迎え、応援の学生バイトが入るように
なると、室内のライティングは明るくなる。
さらに具体的な出版スケジュールが決まると、
室内はこれでもかというピカピカのライティング。

編者の国語学者がホワイトボードに辞書名「大渡海」と書いた紙を張り付ける。
やがて時がたつにつれてその紙が色あせていく。
ボードの余白の書き込みも変わっていく。
ここで時間の経過を観客に見せている。

主人公の若手編集者の住む本郷界隈であろう古下宿屋
(玄関はやはり本郷の古屋でロケをしたそうである。)
そこで主人公と下宿屋の孫娘が濡れ縁で並びながら語るシーンは
小津に代表される古き日本映画を思わせる。
下宿屋の玄関の四季・年月の移り変わりの表現もよい。

まるで蓮實先生の講義をもとにしたような映画だと思ってスタッフ名を見たら
撮影監督の藤澤氏は鈴木清順監督に付き、照明の長田氏は周防監督の常連。
それならば納得。

狂い咲き伝えるテレビに強日差し



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(2013/11/08)
松田龍平、宮崎あおい 他

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