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こんな映画を観た「飛べ!ダコタ」

上映終了後、最近の日本映画にしては骨太で、世界観の広い映画だと感じた。

敗戦から半年後の佐渡島。
そこに英軍のC-47輸送機が不時着する。
敵味方に分かれて殺し合いを演じた記憶は双方共に鮮烈であり
始めは疑心暗鬼だった日英共、少しずつお互いの心を開いた交流が
始まるストリーである。

本作が実話をもとにしたと知ったときマスターは驚いた。
今から17年ほど前、ちょうど飛行機が不時着したのと同じ
1月半ばの冬の佐渡をマスターは旅行したからだ。

その時はガイドブックにも現地でもこの話は書いて無く、語られてなかった。
実は現地でも知る人が少ない事件だったそうだ。
なぜ、これほどの事件が語り継がれなかったというのは
やはり映画の登場人物が語るように「天子様から罪人まで等しく受け入れた」
流刑の島の歴史なのだろう。

撮影はタイで中ば放置されていたC-47の実機を購入、佐渡に運んで行われたそうだ。
勿論、飛行シーンはCGだが、「何でもCG」という昨今から見ると
必要最小限で抑えているのは好感が持てる。

画面には「現代」を思わせるものは何一つ出てこない。
考証が徹底して行われ、それに合わせてロケやセット撮影が行われたのだろう。
「言うは易し、行うは難し」を実行したのには感服する。

集落へ続く海沿いの砂浜。
その道とも言えぬ浜を伝い、男たちは戦に向かい
あるものは不具となり、あるものは白木の箱に入って帰ってくる。
この定点観測的撮影が戦いの無常さを良く表している。

演技陣も皆達者で安心して見れる。
もっとも、かってのアイドル女優たちが、
今や中年の女性を演じたのに
マスターはどうしても感慨を覚える。

上映館ではパンフレットは売り切れという事実が
観客の反応を表している。

この手の「第二次大戦辺境モノ」は欧州でよく作られ
日本でも公開されている。
本作は逆に海外で公開してみたらどうだろう。

ロビーでは本作を見に来たことで、思わぬ再開を果たした
佐渡島出身者たちの群れが出来ていた。

銀翼を飛び超ゆ白波冬の佐渡

(2013年10月 新宿 シネマスクエア東急)
予告編です。


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